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【事例紹介】高校生インターンシップ/今後の進路について考える意欲を引き出すプログラム

インターンシップを受け入れたいけど、面倒に感じる。どんなプログラムを提供したらいいのか、またどこに問い合わせしたらよいのか分からない企業の方

 

インターンシップ体験は生徒によいことだと感じてはいるけど、やり方(事前/事後学習等)が分からない。また、連携をとれる企業がない等でお悩みの学校・先生方など、キャリア教育コーディネーターがご相談をお受けし、インターンシップのプログラム設計・企業開拓・授業提案(事前・事後)等を支援させていただきます。

この記事で、キャリア教育コーディネーターとして関わらせていただいた、高校生インターンシップの事例を紹介させていただきます。学校や日数、ニーズにより働きかけはすこし違いますが、高校生へのインターンシップについてご参考にしていただけたらと思います。

 

大阪府の工科高校生の春休み・夏休みの実施のインターンシップのプログラム設計・企業開拓・学校開拓・事前授業(事後授業)のコーディネート/講師として工科高校3校100名(1・2年生)の生徒に関わらせていただきました。

 

このインターンシッププログラムは、「ものづくり企業魅力発信事業」として、大阪府内の高校生がものづくりの企業に対する理解を深め、自分の将来像を描くインターンシップです。そのため経営者や社員に「仕事に就いた動機」や「仕事のやりがい」などについてインタビューを行い、企業・事業所側が設定したテーマに対しプログラム設計をしています。

 

 ※事前研修1日〜5日、活動本番は休業期間中の1〜4日間程度のプログラムでを実施しました。(学校によって異なります)

 

【その1】コーディネーターの役割

・生徒への事前学習・キャリアガイダンスの講師

 内容

・事業概要説明

・自己紹介、アイスブレイク

・「キャリア」とは?

・インターンシップとアルバイトの違い

・インターンシップでの目標設定

・ビジネスマナー研修

・企業開拓:学校の「こんな企業に生徒を行かせたい」という希望をお聞きして企業紹介

(ナビタス株式会社)

(中川鉄工株式会社)

(株式会社繁原製作所)

・企業・学校:プログラム(インターンシップ例:その1)

時間 項目

 8:20−8:30

ラジオ体操

8:30−8:45

工場近隣清掃

8:45−9:15

社員の方へのインタビュー

9:15−10:15

座学「溶解・凝固」

10:30−11:45

溶解・鋳込み実習

13:00−13:50

型バラシ作業実習

14:00−14:30

仕上げ作業実習

14:30−15:00

鋳造に関するレクチャー

15:00−15:30

 振り返り(社員・コーディネーター)

・企業・学校:プログラム(インターンシップ例:その2)

時間 項目
8:30−9:00 朝礼、ラジオ体操
9:00−11:00 会社概要説明           
11:00−12:00 会社の経営戦略について
13:00−15:00 工場見学
 15:00−16:00  振り返り

・事後学習(振り返り)講師

 内容

・インターンシップ体験の振り返り

・今後の学校生活にどう活かしていくか

・インターンシップ参加内容発表

・今後のチャレンジ宣言(目標設定)

・お礼状の作成

 

・アンケート調査(事前・事後)先生・企業へ報告

( アンケート結果(ポジティブ変化抜粋))

インターンシップ体験の前後で記入してもらっているアンケート結果のポジティブ変化を抜粋いたします。

アンケート結果を見て生徒は、実際に企業と関わる機会を得たことで、自分の進路を見つめ直し、今後も進路について考えていこうという意欲が引き出された。

 

また、学んでいることが実際に生かされていることを目の当たりにし、先輩方からは具体的なアドバイスを得ることができたため、今後の学習意欲を高めることができたのではないかと思います。

 

【その2】インターンシップの目的・効果(高校生)(企業)

・高校生インターンシップの目的

 次世代の大阪を担う高校生(1・2年生)を対象に、企業での就業体験を通し、広い視野で社会や企業を見ることで、働くことへの関心・意欲の醸成、企業の魅力を知り、企業に対する人材面での支援を行うことを目的に、高校生インターンシップを実施する。

 対象を高校生(1・2年生)にすることで、早期の職業観の向上と、その後の就職支援をより効果的にし、実際のものづくり企業に対する理解を深めることを目的としました。

 

・高校生インターンシップの効果

 (高校生)

①本物との出会い:実際の職場を体験/見学する事で働く事への興味を持つ機会とする。

②「働く人」との出会い:実際に働いている人から、学生時代の経験について話しを聞き、

  進路選択のイメージを広げる

③「ものづくり」との出会い:ものづくり企業で働くことへの興味・関心を高める。

 

ものづくり企業といっても製品や、技術力は企業によって異なります。インターンシップに行くことによって高い技術力やものづくり企業を知る機会となり、働くことへのイメージや授業で実施していることが社会と繋がるかを意識することができます。

 

 (企業)

①人財育成:若手社員の活躍の場

 高校生への説明やアドバイスを若手社員にお願いすることで社員育成(研修)にも繋がる

②地域連携:地域の高校との繋がり

 地域の高校生・先生と交流することで地域のファン作りに繋がる

③魅力を発信:自社の魅力の発信

 高校生への自社の説明・また高校生からの質問によって、あらためて魅力を伝える

 

地域の高校のインターンシップを受け入れると何年か前に卒業した社員がいる企業も多いです。年齢の差がない先輩が伝えることで高校生は何年か後の自分がイメージしやすくなり、社員さんは後輩に話すことで社会人としての成長の機会の場になります。

 

 

【その3】振り返り

(生徒の振り返りシートより抜粋)

インターンシップを体験した生徒の感想を抜粋いたします。

・一生いかせる経験になったと思います。今後の人生において大きなプラスになると思う。

・将来や今後の事を学び、就職する時や人間関係を築くのにためになる事を教えてもらって良かった。

・今回の体験をもとに自分に合う就職先をみつけたいと思う。

・学校ではできない事ができたので良かったです。

・会社の中での作業や社員との交流などが出来て、3日間ですがとても良いインターンシップでした。

 

(先生の振り返り)

(コーディネーターが関わった事について)

キャリア教育コーディネーターが関わったことについて、振り返りの時間を持ち学校の先生からプラスの意見をいただきました。

・どう動いていいかわからなかったので関わってもらったので助かった

・先生じゃない視点があるので勉強になった

・企業開拓とか先生が知らない企業と接点がもてるようになった

 ・他の学校さんの情報が参考になった

 

(企業の振り返り)

・弊社としては、はじめての参加でしたので、上手くいくか非常に心配しておりましたが、とりあえずは無事終了してホッとしております。今回の体験は企業側も沢山勉強させていただきまして、有意義であったと感じております。ありがとうございました。

・生徒さんが真面目に取り組んでいる姿に感心させられました。

・先輩社員が後輩学生に向けて、講話する機会は本人の仕事のモチベーションを上げる機会になりました。

・弊社のような会社でも「見てみたい」と思ってもらえる。企業として未来に貢献できたという実感、また若者の存在だけで社内が明るくなったように思いました。

 

(キャリア教育コーディネーター:荒川由規の振り返り)

今回、高校生のインターンシップを担当しコーディネート全般・事前事後授業を工科高校の生徒に行いました。

まず、工科高校の生徒は高校卒業の進路として8割もの生徒が就職を希望します。しかし、就職活動をするにあたって多くの生徒は「働に対してイメージがつかずに不安に思っています。今回のインターンシップではそんな生徒たちも、働くことや企業(大人)と接する事で将来に対してのイメージをすることができ、温かい大人ばかりで安心して取り組むことができたと話してくれました。そして就職する事に対して不安感がなくなったという意見が多く聞かれました。やはり進路選択の前にインターンシップを経験し、自分自身の目で見て体験する事は大切だと感じます。企業(大人)と出会うことによって、先輩を見ることで自分の在り方や目標を考え、意欲の向上につながります。何より若手社員の方が高校生に向けて与えたアドバイスは一番心に響いているようでした。学校の先生でも保護者でもないいつもと違った視点で語る大人からの言葉を熱心に聞いていました。高校生の持つ素直さでたくさん学び、インターンシップをやり遂げたことで自信につながるでしょう。高校生インターンシップの環境をもっと整えていき自分の人生を考える一歩の助けになることができたらと思います。

そのため今後も生徒の学びになる授業設計と魅力ある企業との関係性の構築に努めていきたいです。

 

 

まとめ

以上、高校生のインターンシップの事例を紹介いたしました。

高校生インターンシップに関わったことで、魅力ある企業・経営者と関わりキャリア教育コーディネーターとして多くを学ばせていただきました。高校生が「働くこと」に興味関心を持ち、企業が魅力を発信する高校生インターンシッププログラムは企業の知られていない良さを学校や生徒へ伝えることができます。企業が魅力を伝えることは、次世代の人財育成や人財確保にもつながります。

インターンシップを体験した生徒が企業の魅力を社員さんや、先生・他の生徒へ伝えます。また若手社員に仕事について伝える場を創ることで社員の成長にも繋がります。ここが一番企業と経営者の方にインターンシップの良さとして推奨したいところです!

 

学校や先生は企業と経営者との出会いで、企業の魅力や課題を知り生徒への働きかけの参考になります。生徒はたくさんの企業と大人を知ることで将来へのイメージが湧き、良い刺激になります。

キャリア教育コーディネーターが設計する高校生インターンシッププログラムの効果とは

 

企 業→人財確保・魅力発信・若手社員の人財育成

高校生→就職活動・仕事体験・機会創出・自立

学 校→企業開拓・授業提案・専門知識

 

キャリア教育コーディネーターが設計する高校生インターンシッププログラムは受け入れる企業・高校生・学校にとってたくさんの効果があります。

 

 

最後に

 

キャリフラワーでは、未来を担う人財育成を支援しています。

企業がインターンシップを受け入れ、高校生が将来を決めるきっかけにインターンシップに行くことが当たり前になるよう鋭意努力していきます。

 

インターンシップを受け入れたい企業の方、学校でインターンシップを導入したい等のご相談がありましたら下記よりお問い合わせください。

 

作成者:荒川 由規 

キャリア教育コーディネーター/コーチ

人生の花を咲かせようをテーマに一人ひとりの個性や可能性を引き出し成長する場を創る

 小学生から大学生までのキャリア教育(インターンシップ)のプログラム開発・コーディネート全般を担当。また、先生、子育て世代向けのコーチングも実施しております。

兵庫教育大学 キャリア教育実践プログラム開発 非常勤講師

園田学園女子大学 キャリア教育プログラム開発 「つながりプロジェクト」非常勤講師

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